kamille blog

育てている植物や、日々のこと

重曹とホウ酸の殺虫剤

こんにちは。虫です。

 

暑くなってきて、虫が増えてきました。園芸用の殺虫スプレーをすると、アブラムシやハエの退治はできますが、アリやゴキブリは、なかなか難しいです。

 

ゴキブリは、屋外の植木鉢の下などに卵を産みつけて住むそうです。アリは、虫の死骸やアブラムシに集ります。だからといって、食べる植物を育てている近くに、アリ滅やゴキブリ退治の殺虫剤を撒くのは、なんだか気が引けますよね。

 

そんな時、アリやゴキブリ退治には、「重曹」や「ホウ酸」が効くと聞きました。

 

まず、重曹です。ベーキングパウダーにも含まれる成分で、人間が食べても大丈夫です。重曹にも、掃除用や食用があるので、ペットや小さな子がいる場合は、食用にした方がいいようです。

 

この殺虫剤の仕組みは、アリが重曹を食べると、アリの持つ蟻酸と重曹の成分が化学反応を起こし、二酸化炭素を発生させます。人間の場合は、空気をゲップなどで出すことができますが、アリは体が処理できずに内臓に異常を起こしてしまいます。

 

次に、ホウ酸です。こちらは、人間も摂りすぎると害があるようです。ゴキブリなどが食べると、体から水分が奪われて乾燥してしまい、水を求めて、水場で息絶えます。こちらの方が、重曹より効果が強そうです。

 

さっそく、家にある重曹で、殺虫剤を作成しました。

 

重曹で作る殺虫剤

重曹:砂糖を3:1の割合で混ぜ合わせます。これで完成です。

わたしは、お水を少し混ぜて、ペースト状にし、ペットボトルキャップに入れて、アリの巣の近くに設置しました。すると、数時間でアリが集まってきました。次の日、アリがいつもの10分の1くらいに、少なくなっているような気がしました。

 

 

ここで使う砂糖は、粉砂糖の方が混ざり易くて良いようです。

 

●ホウ酸で作る殺虫剤

ホウ酸:砂糖を1:1の割合で混ぜ合わせます。

重曹の時と同じですね。これで完成です。効果が出るには、半日から5日かかるそうです。作ったものは、3ヶ月ほど、持つようです。

 

 

今回、ホウ酸が用意できなかったので、重曹でゴキブリ用殺虫剤を作りました。上記のものに、ゴキブリの好む玉ねぎをペースト状にして混ぜ合わせ、水を少々加えました。そちらを、団子にして、排水口の近くに置きました。まだ効果は分かりません。

 

ゴキブリに関しては、通り道に粉だけを撒き、体に付着させ、それを舐めさせるやり方もあるそうです。要は、重曹やホウ酸を、口に含ませれば良いわけです。

 

この自作の殺虫剤には、問題点もありました。まず、玉ねぎは凄い匂いを発していて、ゴキブリが好みそうですが、屋内ではおすすめ出来ないです。砂糖もですが、腐るのが気になりますし、水分が結構早く蒸発しました。また、重曹、ホウ酸ともに成分が、植物には良くないようです。雨が降ったら、地べたに流れ出しますので。

 

なので、衛生面、取替の手間、確実な効果を求める場合は、やはり市販の物を使う方がいいと思います。

 

 

アリには、植木鉢に巣を作られたりして困っていたので、本当に減ったようなら、助かりました。経過をまた後日、報告しようと思います。

 

  ※ごめんねアリちゃん。